つみたてNISA

2017.12.27 *Wed
2016年から投資信託の積立買付を行っています。
株式市場は、日本、米国ともに好調で、2016年からは完全な右肩上がりの状況となっています。
そんな中、2018年からは「つみたてNISA」がはじまります。
金融庁の森長官肝いりの政策ともいわれるだけあって、金融庁のHPには異例の専用宣伝ページが開設されています。
また、所管の金融機関のみならず、有名ブロガー(個人投資家)などを使った広告宣伝活動にも力を入れており、並々ならぬ気合の入れようを感じます。

そんな中、私の興味を引く商品2つが販売を開始し、数か月が経過しました。

・iFree S&P500インデックス (大和投資信託)
・楽天・バンガード・ファンド (楽天投信投資顧問)

両方ともインデックスファンドと言って、インデックス(EX:日経平均株価)に連動した動きを目指す投資信託となります(※後述)。
これまでのインデックス型の投資信託と大きく異なる点が、信託報酬が低く、ノーロードでありながら、S&P500、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(VTI)が対象のインデックスファンドだという点です。
投資家の利点は、投資信託というパッケージ商品となることで、①直接ETFを買うよりも買いやすい、②定額で買い付けられる、③海外ETFを積み立てるように買い付けるよりも投資効率がよく、低コストとなる可能性があることです。
①日本の投資信託となりますので、①円での取引となり、②外株を扱う証券口座の開設が不要です。
②ETFの買い付けには単位あたりの最低金額が必要となりますが、投資信託であるため、低い金額でも金額指定分だけ買い付けできます(EX:100円分買付)。
③海外ETFにはない再投資効果(※)の考慮、さらに2016年から継続して公募投資信託等の内外二重課税の調整が金融庁・国土交通省から要望されており、海外ETFよりも国内投資信託のほうが投資効率がよく、税金を考慮すると低コストになる可能性があります(公募投資信託等に海外ETFが含まれないと想定しています。)。
※ ファンド内で発生した収益を投資家に払出さず、収益から税金を差し引いた分だけ新たな資産に投資することで複利効果が働きます。

さて、この2つの商品が私の興味を引いた理由は、これまで米国の株式市場は青天井であり、今後も青天井が続くと信じ、そんな魅力的な市場に“低コスト”で投資すれば確実に資産が殖えるだろうと思えるからです。

ところで、米国に投資するとはどういうことでしょう。
例えば、米ドルを保有することや米国の債権、REITを買う、個別銘柄のアマゾンやアップルを買うこともそうでしょう。
しかし、外国為替(FX)は資産を確実に増やす方法としてはリスクが高く、債券やREITはリターンに魅力を感じないし、個別銘柄は単位当たりの金額、高値つかみを考えると投資しにくい。
そこで、米国株式が対象のインデックスファンドに目が向くわけです。


※インデックスファンドとは、指定のインデックスに連動する値動きを目指す投資信託です。
例えば、日経平均株価連動型のインデックスファンドなら、ファーストリテイリング(7%)、ソフトバンク(4%)、ファナック(4%)、東京エレクトロン(3%)・・・と構成される日経平均株価に連動することを目指し設定されるファンドとなります。
(このファンドを100万円買い付けた場合、ファストリ7万円、ソフバン・ファナック4万円、エレクトロン3万円・・・買ったとほぼ同義になります。)。
株式インデックスファンドの良さは、上記のように分散して投資することで個別に保有するリスク(倒産すれば0)を抑え、過去の実績では、債権やREITを遥かに上回るリターンにあります。

例えば、ある日の市場でファストリが1%下げ、ソフバン・ファナックが1%上げ、その他は変わらなかったとすると、ファストリ1社を保有した場合にくらべ、他の株がマイナスをカバーしてくれる分、ほんの少し自分の資産が上昇するということになります。
これが銘柄の分散投資、インデックスファンドの魅力のひとつになります。
また、単にファストリ(100株)を買おうとすると、現在、450万円以上の資金が必要となります。1株でも4.5万円です。
投資信託の場合、取引する金融機関にもよりますが、100円からでも投資が可能ですので、ファストリを7円分買えるということになります。そして、その権利(7円、4円・・・を保有している権利)は口数によって表されます。

ところで、インデックスには連続性というものがあり、日経平均株価は2000年4月の30銘柄入れ替えにより連続性が途絶えています。インデックスは先ほどの説明のとおり、個別企業等による銘柄構成(ポートフォリオ)ともとらえることができるので、Aという銘柄構成を選んでいるのに、急にBという別の構成になってしまっては指標に大幅な変化を招くことになるのは誰でも想像ができるところです。
2000年4月の日経平均の銘柄入れ替え時には、除外銘柄が暴落し、採用銘柄が暴騰した状態で日経平均株価構成銘柄の組み換えが行われたため、指数が暴落しました。
この時、1日で10%以上暴落し、その後1か月で30%近く下げたということですから、インデックスファンド保有者にとっては、企業業績とは全く関係のない制度の都合で大きな損失を被ったことになります。
現在では、この反省を生かし連続性を保てるよう配慮がなされていますが、歴史は繰り返すとも言います。
長期の積立買付でリターンを得ようと考えている場合の天敵とも言えるでしょう。

では、いくら払えば、何口買えるのか例をあげてみましょう。

基準価額8,000円のA投資信託を5,000円分買うと・・・
 ※ 基準価額:投資信託一口当たりの値段で1万口あたりの基準価額が公表
  (日々変動します)
10,000円/8,000円(※)×5,000円=6,250口
(※)現在、一円で何口買い付けできるか算出。

また、6,250口保有のA投資信託の基準価額が9,000円に上昇すると、
6,250口×9,000円/10,000円=5,625円
となり、625円資産が殖えることとなります。

少し、投資信託の仕組みの話を挟みました。


続いては、なぜインデックスファンドなのかという点についてです。
インデックスよりも、成績の良くない銘柄を除いてより高いリターンの期待できる銘柄のみを選定したほうがいい結果になるのではないかという疑問が浮かぶと思います。
プロに任せるのだから、当然、そのような選定ができてハイリターンが得られると思われる方も多いと思います。
しかし、少し考えてみてください。
プロといっても所詮ほとんどがただのサラリーマンです。
本当に儲けられる能力がある人は、ごく一握りです。
プロとは、目論見書(決められたルール)どおりに資産を運用できる人のことを言うのであって、決して“儲けられる人”のことではないことに注意が必要です。
もちろん、特定人、会社の投資手法が好きで当該ファンドを買うということもできます。
長年結果を出し続けているアメリカのバークシャーハサウェイなどはそういう一部のファンドになるのだと思います。
ただ、同社のバフェット氏は、妻にあて自分が亡き後は資産のほとんどをS&P500に投資するよう提言しています。
このことが示すのは、長期で見た場合、過去、アクティブ型(先ほどのハイリターンを得ようとするファンド)のファンドはインデックス型にほとんど負けているという事実です(8~9割が負けているとの試算もあるようです)。

私としては、ファンド選択のリスクを極力なくし、ファンドにかかるコストが低く、青天井と言われるインデックスの投資信託を積み立てで買えるようになり結構な期待をしてる状態になっています。
積み立てることにより、投資タイミングを分散化できるので高値つかみのリスクを下げられます。
その分、リターンは下がることが多いですが、まとまったお金はなくとも、多少の余裕がある場合、有用な運用手段と言われています。
また、投資をするうえで出口戦略は非常に重要となってきますが、長年積み立てることにより個別元本が安定してきます。
リーマンショックのような事態が起きれば、長い間、割高に積み立ててご苦労様。笑ともなりますが、逆に、リーマン後に積み立てた人は、長い間、割安に積み立てができ、今は資産が2倍、3倍となっているでしょう。リーマン前から今に至るまで積み立て続けた人は少しプラスになっているかもしれません。
出口がはっきりしすぎていると、そのタイミングで必ずしも良好な市場環境にない可能性がありますが、逆に、期間に余裕があれば、マイナスに転じていてもプラスになるまで待つことが可能になります。
ただ、基本的に株価は、=人の欲と考えられていますので、右肩上がりとなると考えられています。
この前提を信じれば、積立買付は、必ずプラスになる投資とも言えます。
といっても、現在のところ、米国以外は、右肩上がりとは言いにくいですが。

長々と書きましたが、私の気になることはこれからです。
上記2つの投資信託が本当に良いものかとうことです。
“良い”投資信託とは、目論見書のとおり運用されている投資信託を言います。
S&P500に連動するということなら、投資信託の基準価格とインデックスとの動きが完璧に一致していることです(プラス・マイナスどちらに振れすぎてもよくありません)。
概ね同じ動きになることが多いですが、様々な要因で乖離が発生します。
乖離の原因として、信託報酬を考えてみましょう。
信託報酬とは、そのファンドを運用、管理、販売する人たちに支払われる報酬です。
年1%ならファンド残高の1%は報酬として支払われ、基準価額が1%下落することになります。
仮に、これまでインデックスと完全に一致していたとしても、信託報酬が支払われた時点でインデックスに1%負けることとなってしまいます。
その他にも様々な費用があり、例えば、投資対象の株やETFを買い付けるための費用、為替関係の費用などは投資者には見えない費用で、低コストをうたうファンドでは信託報酬よりも占める割合が大きいともいわれています。

それぞれの騰落率を見てみましょう

【iFree S&P500インデックス (大和投資信託)】
 設定日:2017/8/31
 1か月
  ファンド:1.2% インデックス:1.1%
 3か月
  ファンド:8.4% インデックス:8.4%

【楽天・バンガード・ファンド (楽天投信投資顧問)】
 設定日:2017/9/30
 1か月
  ファンド:1.4% インデックス:1.4%
 2か月
  ファンド:3.2% インデックス:3.8%

両者を比較すると大和は、指標と一致していますが、楽天は2か月で0.6%の乖離が発生しています。

大和のifreeは、ISHARES CORE S&P 500 ETFに38.9%、S&P500 E-MINI FUTURE 201712に3.6%、APPLE INC2.3%、MICROSOFT CORP1.7%・・・とETFに4割程度を投資しているものの、個別銘柄にも投資しています。

一方、楽天は、バンガード®・トータル・ストック・マーケットETFに100%投資するファンドです。ほんの一部、短期金融資産にも投資しますが、一時的な資金の置き場であり影響はないと考えていいでしょう。 

では、なぜ大和が乖離率0%で楽天が0.6%なのか、理由はわかりませんが、投資者からすれば、両者の運用能力の差として考えることができます。楽天は大和よりも1か月遅れて販売を開始している分、安定していないのかもしれませんし、今後、乖離率は逆転するのかもしれません。
今更ですが、インデックスの違いとして、S&P500はその名のとおり500銘柄を選定する一方、VTIはアメリカの99%以上をカバーする指標になっており、日本でいう、日経平均株価とTOPIXに近い関係とも言えます。
過去の比較可能な時点からでは、VTIのほうが成績が良かったように記憶していますが、 今後どうなるかはわかりません。

ただ、個人的には今後も上記2ファンドを積み立てていくので、楽天には乖離がなくなるよう運用をお願いしたいですし、大和にはこれからも0%で運用をしてほしいという気持ちです。
低コストをうたいながら、乖離が大きくなるようでは、無駄なコストをかけていることになりますので投資対象として見直す必要があります。
兎にも角にもこれからに期待ですね。
別の話題ですが、楽天は携帯電話事業にも参入するとのことなので、ぜひ料金引き下げのトリガーとなってほしいです。
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CATEGORY : 未分類
DATE : 2017/12/27 (水)
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